樹脂中で動作可能なHILCレンズドファイバ
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概要
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樹脂中でも集光作用があるレンズドファイバの作製方法と光学特性を報告する.レンズドファイバの構造はHILC(高屈折率層コート)型と呼ばれ,水素化アモルファスシリコンをファイバ先端の凸部にコートしてある.高屈折率層の効果で,樹脂中でも集光作用がある.波長1550nmにおいて単一モード光ファイバのビーム径10.4μmを,屈折率1.501の樹脂中で3μmに集光できる性能を確認した.透過損失は0.06dBと小さく,光ファイバと高屈折率(Si_xN_yやSi_xO_yN_z)導波路,あるいは半導体レーザとの樹脂を介した接続に有効である.凸部の形成は固有ビーム径GIファイバを化学エッチングするのみで得られ,機械研磨が不要なため,量産性に優れている.
- 2011-10-13
著者
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