岩手県における地域資源としてのアツモリソウ品種開発に関する研究
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概要
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アツモリソウ(Cypripedium macranthum var. speciosum)は日本のレッドデータ・プランツを象徴する種である。その希少性と美しさから好事家の盗掘対象となり、全国的に激減している。岩手県におけるアツモリソウの自生個体もほとんどが消滅し、種は絶滅の危機にある。この種の保全策として、無菌播種による増殖法を検討した。さらに、交配と組み合わせて新たな園芸種を創出できれば、地域資源の活用につながる。そこで日本に自生するアツモリソウとホテイアツモリソウ(C. macranthum var. hotei-atsumorianum)を種子親に選び、外国種との交配を試みた。その結果、2008年春に2種が開花した。英国王立園芸協会に申請したところ、新品種として登録された。
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