閉鎖花植物センボンヤリの二型種子からの個体補充
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概要
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キク科の閉鎖花植物センボンヤリは春に開放花を、秋に閉鎖花をつくる。岩手県滝沢村の岩手県森林公園において個体群調査を行い、二型種子からの実生の定着率を調べた。閉鎖花実生より開放花実生の定着率が高かった。これに基づいて、多年生閉鎖花植物における親個体と子個体(開放花・閉鎖花)の関係を説明するモデルを提示した。開放花からの個体は親の近くへ、閉鎖花からの個体は親より遠くへ散布される。また、公園管理としての草刈りが、センボンヤリ個体群維持の一因となっていることを示した。
- 2001-12-31
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