病院勤務看護職の精神的健康に影響を及ぼす要因 : 女性事務職員との比較

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概要

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看護職と事務職員のメンタルヘルスの状況とその影響要因を明らかにすることを目的に、看護職388名および女性事務職員214名を対象に、彼女らの精神的健康度を30質問項目からなる日本版GHQ質問紙により調査した。その結果、看護職は事務職よりもGHQの得点が有意に高く、とくに未婚者および単身住まいにその傾向が強くみられた。またGHQの6因子の中で、睡眠障害、不安と気分変調、希死念慮とうつ傾向の3因子において、看護職は事務職より有意に高く、精神的に不健康な状態にあった。GHQに対する影響要因として、看護職では、自尊感情、いい子特性、仕事への満足、生活習慣、病気脆弱感であり、事務職は、自尊感情、生活習慣であった。
日本保健福祉学会の論文
2002-10-31

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