小児看護実習目標の到達状況の検証2 : 学生の自己評価の分析
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概要
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平成8年度小児看護実習では前年度の教育評価の結果を踏まえ、実習目標の細目化、保育実習時期の変更(全員が病院実習前に経験)、学童保育実習の追加および個別指導徹底等による改善を行った。学生の自己評価結果では、家族に関する4目標のうち「家族の治療、入院に対する受けとめ方を把握し、家族に及ぼす影響について知る。」以外の3目標(面会時以外の小児と家族の関係を把握できる・面会時の小児と家族の関係を把握することができる・小児にとっての家族の必要性を理解し、家族が必要としている援助が判断できる)で未到達が多かった。目標達成を左右する7要因(実習病棟、実習時期、学童保育経験、受持ち数、リーダー経験、O病院の体験、実習前の不安)と自己評価結果の関連性では、「受持ち数」で有意な差があった。学生個々の学習状況の分析から、小児看護学領域のみならず本学のカリキュラム全体での教育評価の必要性も明らかとなった。
- 藍野大学の論文
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