矯正治療終了後長期観察をつづけた下顎前突の1症例
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概要
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わが国においては,矯正治療を希望する患老のうち反対咬合者の占める割合は非常に多いといわれている。アメリカの統計では,数%が下顎前突であるのに比べて,日本人においては,石川らは53.8%,須佐美らは30.4%が下顎前突であると報告されている。このように下顎前突は日本人には非常に出現頻度の高い不正咬合でありながら,その治療の開始時期,治療方法,治療期間および保定に関して,上顎前突におけるような定説のないのが現状である。そこで,北海道歯科医師会雑誌第22巻において報告した治験例のその後の経過観察をとおして,下顎前突の治療について考察を加えてみたい。
- 北海道矯正歯科学会の論文
- 1971-05-15
著者
-
布施 勝司
北海道矯正歯科学会
-
宇賀 晃
北海道矯正歯科学会
-
堀井 常彰
北海道矯正歯科学会
-
平井 聡子
北海道矯正歯科学会
-
松浦 利恵
北海道大学歯学部矯正学教室
-
飯田 一実
北海道大学歯学部矯正学教室
-
布施 勝司
北海道大学歯学部矯正学教室
-
宇賀 晃
北海道大学歯学部矯正学教室
-
堀井 常彰
北海道大学歯学部矯正学教室
-
半田 秀一
北海道大学歯学部矯正学教室
-
平井 聡子
北海道大学歯学部矯正学教室
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