前齒部叢生の1治験例
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概要
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本邦においては,上顎犬歯低位唇側転位を伴なう前歯部叢生は種々の不正咬合の中でもその発現頻度は高い方に属し,高橋はその頻度が12.6%だといっている。その治療法についても,唇側弧線装置,舌側弧線装置,床矯正装置,双線弧線装置等を用い種々報告されている。私達は唇・舌側弧線,および双線弧線装置を用いて,いちじるしい上下顎前歯部叢生の1治験例を得たので報告する。
- 北海道矯正歯科学会の論文
- 1964-10-30
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