指向性アンテナを持つ中継ノードによるセンサデータ配送遅延の短縮手法(メディアアクセス技術,モバイルアドホックネットワーク,モバイル時代を支える次世代無線技術,フィールドセンシング及び一般)

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概要

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無線センサネットワークでは、センサデータメッセージがシンクノードヘと低遅延で無線マルチホップ配送されることが求められる。センサデータメッセージが配送途中で衝突等によって紛失することを回避するために多くの無線LANプロトコルにはRTS/CTS制御が導入されており、2ホップ隣接センサノード間の隠れ端末問題を解決している。しかし、RTS/CTS制御ではセンサデータメッセージ転送時に追加の制御メッセージ交換を要することによって配送遅延を延長する問題があることから、これを条件付きで適用する手法が提案されている。本論文では、指向性アンテナを備えた中継センサノード(指向性センサノード)の導入によってセンサノード間の干渉を低減することで低遅延の無線マルチホップ配送を実現する手法を提案する。ここでは、指向性センサノードが疎に分布する場合を想定し、RTS/CTS制御を用いずに隠れ端末問題が回避可能となる条件を明確にする。
2011-02-28

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