日本のきのこ栽培施設におけるトリコデルマ調査のためのDNAマーカーの適用(第一報) : RAPD,SSCPマーカー
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概要
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トリコデルマは,緑かび病を引き起こし,きのこ栽培を阻害する.我々は,きのこの栽培施設および野生きのこから分離された,トリコデルマ,グリオクラディウム,ヒポクレアの合計24菌株を用いて,分子マーカーによる特徴付けを行った.我々は,クローン分裂体を検出する上でのRAPDマーカーの有効性を見っけた.また,A10プライマーを用いて解析した場合,T. harzianum集合種分離株に共通のフラグメント(A10-2000)が存在することを見つけた.ITS1領域のSSCP解析パターンは,それぞれの種もしくは集合種に特異的であった.
- 日本きのこ学会の論文
- 2003-07-25
著者
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