標準CMOSプロセスによるオンチップ免疫反応センサの試作(ポスター講演,学生・若手研究会)
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概要
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標準CMOSチップを用いた免疫反応の検出を目指し、素子上で磁気ビーズを駆動するチップを試作した。磁気ビーズを分散した試料を滴下し、交差する平行パターンに流れる電流を様々に変えて磁気ビーズの動きを観察した。磁気ビーズの速度は電流に伴って増加するが、ある電流値以上になると上限に達する結果が得られた。これは、磁気による力が磁気ビーズを駆動する一方で、垂直抗力ひいては摩擦力をも増大させたため、と考えられる。他方、電流が小さい領域では速度に比例した流体抵抗が支配的で、駆動に必要な電流を通じた付着力の評価、ひいては免疫反応の検出が可能と考えられる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2010-12-09
著者
-
石川 智弘
広島大学
-
上口 光
広島大学
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李 在城
広島大学ナノデバイス・バイオ融合科学研究所
-
上口 光
東京大学
-
金子 文恵
アステラス製薬
-
石川 智弘
広島大学ナノデバイス・バイオ融合科学研究所
-
石川 智弘
広島大学ナノデバイス・バイオ融合科学研究所:jst Crest
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