ユーザによるセルフリカバリ可能な仮想ホスティングの検討(ネットワーク管理,情報通信マネジメント,ライフログ活用技術,オフィス情報システム,一般)
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概要
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仮想化技術を用いてコンピュータ上に仮想的なコンピュータ(仮想マシン)をホスティングするサービス(IaaS)が注目を集めている.IaaSでは自由に操作可能な仮想マシンがユーザに貸与され,ユーザはネットワークを介してそれを利用する.したがって,何らかの故障により仮想マシンがネットワークに繋がらなくなった場合,ユーザは仮想マシンの操作を行う手段がなくなる.事業者が多種多様な仮想マシンに対してその復旧を行うことは現実的ではないため,現状のIaaSではユーザ自身に仮想マシンの復旧を委ねるサービス形態を採る.ユーザは自身の環境へ仮想マシンのイメージファイルを転送し,修復したイメージファイルを再度IaaS上に転送する.しかしながら,この復旧方法を用いた場合,イメージファイルの転送時間が復旧時間に大きく影響することや大量のデータ転送により事業者側のネットワーク帯域に負荷をかけることが問題となる.そこで本稿では,仮想マシンイメージファイルの転送を伴わず,ユーザ自身が仮想マシンの修復を行えるIaaS提供基盤を提案する.
- 2011-01-13
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