ローマ字学習に困難さを示す児童に対する指導プログラムの開発
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概要
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ローマ字学習指導プログラムのチャートおよび清音,濁音,ヘボン式の「SHI,CHI,TSU,FU,拗音の訓練シートを作成し,2症例に対して,ローマ字学習訓練を行った.結果,1症例では,全体で平均65.0%の習得率を示した.症例2では,全体で平均72.5%の習得率を示した.2症例に共通してみられたことは,ヘボン式の「SHI,CHI,TSU,FUの書き取りで弁別訓練を行ったことであった.2症例の相違は,症例1では症例2に比べ,音韻認識の強く関与するひらがな50音表の認識が弱かったため,弁別訓練,表記訓練を行う回数が多いことであった.そのため,ローマ字学習では,50音表の音韻認識の重要性が示唆される結果となった.
- 2011-03-31
著者
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