家庭用ミストサウナの使用に関する実態調査

概要

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本調査はミストサウナ設備を設置している住居の居住者を対象に、ミストサウナの使用状況、および日常的にミストサウナ浴を実施することによる主観的な身体および心理的効果の実態ならびに使用における問題点を明らかにすることを目的として行った。ミストサウナを設置している家庭において、本人の希望でミストサウナを設置した者では、77.0%と多くの者がミストサウナを使用していた。ミストサウナ使用者は浴槽入浴に比べると、「リラックス感」や「疲労回復感」の心理的効果、「発汗」や「肌の乾燥改善」の身体的効果を感じていた。一方で、ミストサウナを使用していない者もおり、その理由として最も多かったのは、ミストサウナの使用にかかる光熱費に対する心配や時間がないことであった。また、ミストサウナを使った入浴方法が十分理解されていないことも使用につながらない要因であると考えられた。したがって、ミストサウナが、特に高齢者にとっても安全な入浴方法として活用されるためには、使用目的に応じた効果を得られるミスト温度や入浴時間、ミストサウナを使った入浴の方法(浴槽浴やシャワー浴との併用など)についての啓蒙がより必要であることが示唆された。そのためには、ミストサウナ使用による生理・心理的影響を更に検討していくことも必要であると考えられた。

家庭用ミストサウナの使用に関する実態調査

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