心理アセスメント技法としての箱庭の可能性
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概要
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一般に、箱庭はアセスメントツールとしてではなく、セラピーツールとして利用されている。一方で、多くのセラピストは箱庭作品から制作者について多くの情報を読み取り、それを心理治療に生かしているという事実がある。そこで、筆者は、これまでの箱庭に関する基礎研究と臨床事例をもとに心理アセスメント技法として箱庭を利用することの可能性について考察した。その結果、制作者の情報に充分な配慮をし、常識的な解釈をすることで、アセスメント技法として箱庭を利用することは可能であることが示された。
著者
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