熟知環境における認知地図の歪み : 大学キャンパスの手書き地図を用いた検討(実・仮想空間の知覚・認知,一般)
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概要
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認知地図は目的地への手がかりとして日常的に用いられている。認知地図の特性として歪みや地図の向きがあげられる。本研究では、描画したときの地図の向きが認知地図の歪みに与える影響について検討した。実験は、大学生に普段通っている大学キャンパス内の主要なランドマークの位置を含む地図を作成させた。その結果、描いた地図の向きにより認知地図の形態が異なることが示唆された。また、その人にとっての自然な地図の向きの方向への移動を行う際にはそうではない人と比べて誤差が小さく、これはその方向への移動に関するイメージを日常的に用いているためにアクセスがしやすく、正しい認知地図を描きやすいということが示唆された。
- 2010-11-06
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