輝度イメージの形成による明るさの順応水準の変化
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概要
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廣瀬(2005)は, 標準刺激と比較刺激が連続して呈示される輝度の比較課題に対し, 輝度イメージの形成が及ぼす影響を調べた.その結果, 輝度イメージの形成により, 皮質レベルでの明るさの順応水準の変化が生じることが示唆された.一方Brockmole, Wang, and Irwin (2002)は, 視覚イメージ表象と視知覚表象の統合(integrate)が生じる可能性を示唆する結果を得ている.廣瀬(2005)の結果は, 輝度イメージ表象と標準刺激の表象との間に統合が生じていたと考えても, 同様に説明可能である.本研究では, 明るさの順応水準の変化が起こった場合と, 上記のような統合が起こった場合とで, 異なる結果が得られるだろう課題を用いて実験を行った.結果は, 輝度イメージと比較刺激の統合が生じていた可能性を示唆した.
- 2005-06-30
著者
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