合唱音声の同期解析
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概要
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オーケストラや合唱などの共同演奏では、演奏者間の相互作用による音の調整がなされ、同期現象が起きていると考えられる.特に、基本周波数同期は演奏技術を測る上で重要な評価基準を与えると期待される.本研究では、合唱において基本周波数の同期が、歌唱音声の合わさりに関する知覚評価にどのような影響を与えるかを調べた.基本周波数を制御した合唱音声を合成し、聴取実験による比較評価を行った.2名の歌唱者による合唱において、音階の周波数比のずれと発声タイミングのずれについて調査した結果,周波数比では30〜40centのずれ以内,タイミングでは20〜40msのずれ以内で良い合唱となることが示唆された.また,実際の合唱団による合唱音の計測実験で、上述の範囲内に収まる合唱が行われていることが確認できた.
- 2010-07-05
著者
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