見えにくい学力と見えやすい学力との結合を : 「未来・学び・関係性からの逃避」の克服
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概要
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子どもたちの「知離れ」「学習嫌い」を回復には,教育活動の常識とされている原点に立ち戻って,その常識の指し示すとおりに授業を進めていくことが重要である。つまり,まず(1)子どもの心を開放し,自由に自己の思いを表出する場を保障して,(2)子どもが切実な問題に正対し,(3)仲間と共に,協力・磨き合いながら,問題解決に必要な新たな知識・技術を獲得し,主体的に問題解決を図っていく活動をつくり,その楽しさ,自信,力量を高めて,見えにくい学力と見えやすい学力とを結合していくこと,そのためには,(4)教科の枠を緩やかにして総合的な学びを展開し,(5)子どもがそれぞれ自己の学びを「個において総合」していく営みを図れるように留意し,(6)個々の子どもに着目した精緻な授業研究によって,学びを高める力量を高めていく以外に王道はない。
- 日本教科教育学会の論文
- 2001-12-30
著者
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