音楽科の授業における指導過程構成に関する一視点(その2) : 授業プラン「拍子のおはなし」を中心として
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿は,拍子を教育内容として教材を組織した指導過程の例を,具体的な授業プランの形で提示するものである。本プランの理論的背景については前稿(同タイトルその1)を参照いただきたい。われわれの作成したプラン「拍子のおはなし」の前半部分は,「拍のおはなし」として前稿で提示しておいた。本稿でのプランは,拍の理解をふまえて,拍子をさまざまな角度から学習するためのものである。「授業書」的方法を参考にし,プリントによって授業を進める形態をとっている。これまでの固別的,現象的な拍子の指導とは異なり,その生成過程にまでさかのぼりながら,拍子を総合的に学習させようとするものである。問題やおはなし,音楽活動を客観的に組織することによって,熱心な教師であればだれにでも実践できる授業プランをめざした。音楽科における授業や指導過程をとらえかえすうえでの一視点になればと考えている。
- 日本教科教育学会の論文
- 1983-12-30
著者
関連論文
- 美深町仁宇布における山村留学の調査研究
- 保育士養成カリキュラムにおける公民館連携学生ボランティア活動プラン(創刊二十五周年記念号)
- 教員評価をめぐる諸問題
- 新見公立短期大学大韓民国学術交流団派遣報告
- 新見公立短期大学在学生の受験動向(創刊二十五周年記念号)
- 子どもの音楽的表現変容の契機 : 生演奏聴取に関する事例から
- 128 保育過程における音楽的活動(4) : 子どもと音楽の心的関係性の分析を通して
- 270 保育過程における音楽的活動 (1) : 保護者・子ども双方にとっての音楽的活動の意味
- 音楽科の授業における指導過程構成に関する一視点(その1) : 「拍子」の指導を中心として
- 216 保育現場における音楽遊びの位置づけ(口頭発表II(保育内容I2))
- 幼児期の音楽活動における保育者の視点 : 鼓隊指導の場合
- 127 保育過程における音楽的活動(3) : 「豊かな感性」の育成における心的関係性
- 271 保育過程における音楽的活動 (2) : 保育カリキュラムに見られる音楽的活動の位置づけ
- 授業プラン「要注意歌謡曲」とその解説--合科・総合学習への一視点
- 音楽科の授業における指導過程構成に関する一視点(その2) : 授業プラン「拍子のおはなし」を中心として
- 保育の場における音楽的活動の意味と機能 (毛馬内常夫教授退任記念号、松藤瑠美子教授退任記念号)
- 異文化理解と音楽学習
- 創造的音楽学習の授業論的課題
- 幼児教育職教育カリキュラムの予備的考察大韓民国市立仁川専門大学要覧を中心に
- 音楽的表現手段の獲得に関する一考察
- 北海道における公立保育系4年制大学の存在意義 : 北海道における保育の質向上と保育者養成