一貫性と隔離性の細分に基づく並行実行の制御

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概要

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Web サービスのような一貫性を満たす部分トランザクションから構成されるトランザクションが直列可能でなくても正当であることを理論的に検証するため、われわれはトランザクションの一貫性を細分し、その上で隔離性も細分した正当性基準を提案している。本論文では、トランザクションの検索に関する隔離性、内部一貫性に関する隔離性、部分トランザクションの隔離性に基づく並行実行の制御方式を提案し、それを通して 3 つの隔離性の性質とそれらの関わり、および直列可能性との関係について検討する。具体的には、細分された 3 つの隔離性のための予約施錠、施錠、施錠緩和、解錠を行う施錠方式 3IL を導入する。検索一貫性を満たさなくするような変更操作は予約 R 施錠によって、内部一貫性を満たさなくするような変更操作は、施錠緩和後の R 施錠によって禁止している。3IL 施錠方式は 3 つの隔離性を別々に扱っており、それぞれの特徴を個別に対処している。
一般社団法人情報処理学会の論文
2009-11-13

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