リアルタイムアプリケーションの開発におけるフレームワークの選択支援手法
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概要
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近年,アプリケーションの設計と実装の再利用性を高める仕組みとしてアプリケーションフレームワークが広く用いられ成果をあげている.しかしながら現実のアプリケーション開発においては,プロジェクトに適合しないアプリケーションフレームワークを選択して,実装段階になるまでその不適合性に気づかず,最終的にプロジェクト全体に大きな損失を与えてしまうといった場合も少なくない.そこで本研究では,最小限のドキュメントとソースコードを元にアプリケーションフレームワークが開発対象のリアルタイムアプリケーションの要求仕様に適合しているか否かを評価する効率の良い手法を提案する.本稿では,提案手法の適用事例として2つの3Dゲームフレームワークを対象に適合性の評価を行った.その結果,ある種のゲームアプリケーションを実装する上での問題点を実際に実装を行うことなく発見することができた.
- 2010-11-04
著者
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新田 直也
甲南大学知能情報学部
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新田 直也
(株)ダイナウエア
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新田 直也
甲南大学
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新田 直也
甲南大学 自然科学研究科 情報システム工学専攻
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新田 直也
甲南大学大学院自然科学研究科
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新田 直也
甲南大学自然科学研究科情報システム工学専攻
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手塚 裕輔
甲南大学大学院自然科学研究科
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