2つの周波数を用いた面内複合振動体(強力超音波)
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概要
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本研究では、薄いフィルムなどの超音波溶着に用いる振動工具として、1つの共振体を2つの共振周波数で駆動する複合モード振動体について検討した。共振体は角棒状であり、振動工具面は角棒の側面とする。この共振体について、1波長縦振動共振と1.5波長縦振動共振を同時に用いる。1.5波長共振時の縦振動節位置(2箇所)にスリットを設け、縦振動応力によるスリット部の変形により、スリット部の間にたわみ振動を励起する。共振体の中央部は、1波長共振時の縦振動と、1.5波長共振時のたわみ振動が重ね合わされるので、複合モードの面内振動が発生する。ここでは、本共振体の設計方法、駆動方法および振動状況の測定結果について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2009-12-11
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