地下駐車場における必要換気量算出法の検討

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概要

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地下駐車場内では内燃機関である自動車エンジンから一酸化炭素などの毒性をもったガスが放出される。また,閉鎖的な空間であるため自然換気に有効な開口部を設けることが難しく,通常は機械換気が行われる。機械換気を行う上で最も配慮すべき事項は,新鮮外気を効率的に分配し,また汚染質を効率的に排除することであり,これを実現する空気環境制御が必要となる。本報では,地下駐車場内における一酸化炭素濃度および必要換気量に関する基準について諸外国と比較する。また,近年の自動車排気ガス規制により,減少する傾向にある自動車排気ガス量について整理を行う。次に,駐車場の規模を考慮して入・出場時の走行パターンをモデル化し,走行時間の算出法を検討する。さらに駐車場内の自動車の回転率を想定することにより汚染質発生総量を求め,これに基づいた必要換気量を示す。
2004-04-25

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