地下空間の気流・温熱環境の予測手法に関する研究 : 第3報-ミクロ・マクロ連成モデルによる地下鉄駅の非等温・非定常シミュレーション
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概要
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ミクロ・マクロ連成モデルであるone-way modelとtwo-way modelを用い,地下鉄系における列車走行を想定した非等温・非定常シミュレーションを行い,それぞれの予測結果を比較した.気流場・温熱場の予測に関して両者の差はほとんど見られなかった.これは,出入口通路・トンネルなどの周辺部分における圧力損失に比べ,駅構内における圧力損失が小さいことが理由である.また,one-way modelによる予測では,two-way modelによる予測の30%程度の計算負荷で同様の結果が得られた.地下鉄駅の環境予測ではone-way modelを使用するほうが利便性の点で優ることが示された.
- 社団法人空気調和・衛生工学会の論文
- 1999-04-25
著者
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