加熱底面を有する閉空間自然対流場に関する研究 : 第1報-速度場と温度場の測定

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概要

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加熱底面と冷却側面を有する閉空間として、水を満たした一辺が400mmの立方体を試験室とし、主として、鉛直中央断面内の速度場と温度場の詳細な測定を行った。底面にはった厚さ50μmのステンレスシートに直接通電を行うことにより、一様加熱面とした。側面の1つは、8本の冷水用チャンネルを設けた銅板を使用し、ほぼ一様な表面温度条件を実現した。その他の4面は15mm厚のアクリル板とした。速度場は、比重1.01のトレーサとレーザ光源を用いて可視化し、PTV法で速度ベクトルを求めた。温度センサには線径0.1mmのCA熱電対を使用した。実験は、加熱面への投入熱量をパラメータとし、レイリー数Ra=1.9x10^<10>〜3.8x10^<10>で実験を行った。冷却面、加熱面に沿う薄い境界層領域を除き、温度が一様で明確な流動を示さないコア領域が形成された。
社団法人空気調和・衛生工学会の論文
2002-10-25

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