労働市場の不均衡と構造的失業
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概要
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完全失業率上昇の主要因については, デフレ要因を強調する論者と構造的・摩擦的要因を強調する論者がある. しかしながら, 構造的・摩擦的失業率を推計する手法は十分に確立されたものではない. 本論では, 従来の労働需給の不均衡モデルに構造的・摩擦的要因を導入することで労働市場の拡大不均衡モデルを構築した. さらにマクロ経済データを用いた実証分析によって構造的・摩擦的失業率を推計するとともに, 労働需給不均衡と完全失業率, 欠員率との関連を考察した.
- 日本福祉大学の論文
- 2007-03-31
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