直播栽培におけるもみがら粘土およびくん炭粘土の施用がイネの収量と倒伏に及ぼす影響
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概要
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イネは生育中にケイ酸を多く吸収する.そこでケイ酸を含むもみがら粘土およびくん炭粘土の施用が,直播栽培におけるコシヒカリの収量,倒伏,食味,品質に及ぼす影響を調査した.その結果,くん炭粘土の施用で,有効茎歩合が向上して穂数が確保され,それによって収量の増加と精米のタンパク質含有率低下による食味の向上がみられた.また,くん炭粘土およびもみがら粘土の施用で,押し倒し抵抗値が大きくなり耐倒伏性が向上し,心白米が抑制されたと考えられた.
- 日本作物学会の論文
- 2006-03-31
著者
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