ペースの異なる同一動作を認識するためのDTW距離の一検討(モバイル P2P,ユビキタスネットワーク,アドホックネットワーク,センサネットワーク,一般)
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概要
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近年,センサを用いて,人間や物体の動作を認識する研究が盛んに行われている.DTW(Dynamic Time Warping)は時間軸方向にシーケンス長を調整する性質を持っており,シーケンスデータのマッチングに有用であると考えられる.しかし,動作におけるセンサデータでは動作の速さが異なると同じ内容の動作でもデータの振幅が異なるため,ユークリッド距離を用いたDTWによるマッチングは正確さを欠く.そこで本論文では振幅のスケールの違いを考慮することで,ペースの異なる同一動作でも頑健にマッチングするDTW距離の提案を行う.またその有効性を確認するため,手の動きの加速度センサのデータを用いて実験した.その結果,提案するDTW距離は単独ではユークリッド距離に比べあまり良い精度は得られなかったが,提案DTW距離とユークリッド距離と組み合わせることによって,ペースの異なる同一動作に対して良い精度のDTW距離が得られた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2010-01-14
著者
-
北須賀 輝明
熊本大学大学院自然科学研究科
-
北須賀 輝明
熊本大学大学院自然科学研究科情報電気電子工学専攻
-
糸川 剛
熊本大学大学院自然科学研究科情報電気電子工学専攻
-
有次 正義
熊本大学大学院自然科学研究科情報電気電子工学専攻
-
宮本 幸太
熊本大学大学院自然科学研究科情報電気電子工学専攻
-
有次 正義
熊本大学大学院自然科学研究科
-
糸川 剛
熊本大学大学院自然科学研究科
-
Kitasuka Teruaki
Graduate School Of Information Science And Electrical Engineering Kumamoto University
-
北須賀 輝明
the Graduate School of Science and Technology, Kumamoto University
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