"乳児保育"授業における課題 : 保育所実習アンケート分析から
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究目的は、保育所実習で経験した保育内容についてアンケート調査を行い、実習前の「乳児保育」講義・演習を実習に即した授業展開にし、また、実習終了後は実習での経験を活かし、理論と結び付けていく為には、どのようにすれば教育効果があがるかを検討するために、実習経験した保育内容をあきらかにすることである。保育実習の終了した2年生63名の乳児保育0歳〜3歳までの発達区分にわけて、保育内容をコード化してアンケート調査を実施、どの程度、乳幼児と関わりをもったか実際を分析した。その結果、6ヵ月未満児とかかわる事なく実習を終えた学生が36名みられた。乳児の発達・発育を考慮したり、保育園に入所する乳児は少ないこともあり、実習ではなかなか養護の実践ができない現状と限界がある。その為、実習で体験できなかった養護にたいして、どのように乳児のイメージを描いて乳児保育の授業の展開をすべきか、課題が明らかになった。乳児とのふれあい体験や視覚的教材やロールプレイ、モデル人形などを利用したり、実習で、乳児とたくさん関わった学生の情報や体験を共有するワークショップと、細やかな展開が必要であると考える。
著者
関連論文
- 介護予防における学生の学び : キネステティクスを応用した体験学習のレポート分析から
- "乳児保育"授業における課題 : 保育所実習アンケート分析から
- 福祉系短期大学生の福祉職志望意識の変化に及ぼす要因の検討第1報
- 効果的なカウンセリングの方法について : UPI(University Personality Inventory 精神健康度)アンケート調査から
- 福祉系短期大学生の進路選択過程における自己効力感と大学選択動機との関連
- 要高齢介護者の疾病予防におけるケアの独自性を抽出するための質問紙の開発
- 在宅看護論実習における学生の学び : 「訪問看護ステーションの実習を通して学んだこと」のレポートの分析から
- 効果的なカウンセリングの方法について : UPI(University Personality Inventory 精神健康度)アンケート調査から(第2報)