小型MCFCに伴う積層技術の検討

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概要

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大規模な災害を被った地域や海上,森林,離島など,他と孤立した状況では継続的に電力供給源を必要としていてもそれを確保することは困難である.このような場合に一時的な電力供給源として使用される乾電池や二次電池などは,エネルギー密度が低いため安定に電力を供給することは難しいのが現状である.そこで,我々はより高いエネルギー密度を有する燃料電池に注目した.溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)は,火力代替発電源として,主に350kW級の大型のものが開発されているが,その技術を小型MCFCに適用するにはいくつかの解決すべき技術課題がある.電解質含浸方法には電解質シート法を用いており,電解質シート溶融時に電池の自重によりスタックにねじれが生じ,ガス漏れが生じる.本研究は3セルスタックMCFCを用いた実験を行うことで,電解質含浸時に起こる各電池がねじれる問題など積層技術に伴う問題点の解決を行った.その結果,ねじれ防止冶具の装着による電池のねじれを解決をすることができた.
2010-08-30

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