ゴマフハイチビキバガの日本からの記録(鱗翅目,キバガ科)
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概要
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Dendrophilia属はこれまで旧北区,東洋区から22種が知られており,日本からは5種が断片的に記録されている.著者の1人川原(2000)は北海道からDendrophilia saxigera(Meyrick)を記録したが,その標本を検したところD.saxigera(Meyrick)とは異なり,日本未記録種のDendrophilia(Dendrophilia)albidella(Snellen)であることが判明したので,成虫,雌雄交尾器を図示するとともに,本種を再記載した.和名は川原(2000)によって提唱されたものである.Dendrophilia(Dendrophilia)albidella(Snellen)ゴマフハイチビキバガ前翅長4.5-5.4mm.前翅地色は乳白色で淡褐色鱗粉を散布する.前翅前縁に5つの褐色から黒色の斑紋を持ち,中室内および襞下部に橙色の紋を持つ.雄交尾器はDendrophilia(Dendrophilia)neotaphronoma Ponomarenkoに似るが湾曲したvalvaによって識別できる.本種の寄主植物については不明であるが,成虫は北海道小清水町では海岸の砂丘部から得られており(川原,2000),他の日本産の標本も海岸付近で得られている.
- 2003-03-30
著者
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上田 達也
Entomological Laboratory, College of Agriculture, Osaka Prefecture University
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上田 達也
Entomological Laboratory The Graduate School Of Agriculture And Biological Sciences Osaka Prefecture
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上田 達也
Entomological Laboratory College Of Agriculture Osaka Prefecture University:(present Office)regional Environmental Planning Inc.
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