外来で母親の付き添いのもとに座位で採血あるいは点滴を受ける幼児の対処行動
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概要
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外来で母親が付き添い座位で採血あるいは点滴を受ける幼児の対処行動の特徴を明らかにする目的で、処置室入室から退室までの41名の幼児の行動を観察し、チェックリストを使用し記録した。その結果、I期(穿刺前)・II期(穿刺中)・III期(抜針後)のいずれの時期においても『自己防衛行動』が最も多く観察された。I期では処置場面を自分の目で見て確認する行動、II期では助けを受け入れ緊張して従う行動、III期では様子を見ながら緊張し静かに泣き止む、ほっとした表情になる等の自己防衛につながる行動が多く示された。一方、穿刺中から抜針後には質問や他者を介して緊張をとく行動が少なく、緊張感の強い余裕のない状況が推測され心理的準備を強化する必要性が示唆された。また、母親は自らの希望で処置に参加し、処置場面での関わりも協力的な行動が示され、子どものサポート役として重要な存在であったと考えられる。
- 2010-03-20
著者
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