ユーザビリティタスク分析によるユーザ要求事項の抽出と分析方法の提案
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概要
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複数の製品のユーザビリティを評価する際は,感性要素は別で検討され,パーツを特定して行うことが多い。提案する新しい手法は,ユーザビリティタスク分析に基づいて製品の良い点,悪い点を評価することからユーザ要求事項を抽出できる他,製品の"有用性","便利性","魅力性"の3要素の関係についても求めることができる。数値データについては重回帰分析を行い,言語データについてはユーザ要求事項に変換して,コレスポンデンス分析,形式概念分析などから分析を行った。その結果,感性要素も含めた多面的なユーザ要求事項が抽出でき,また,対象製品の全体的な特性の把握やユーザ要求事項の重要度の特定ができた。本手法は,製品のコンセプトを決める際の,効果的なユーザビリティ評価方法であり,実用的な分析方法と考える。
- 2010-03-31
著者
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