腸管Bechet病患者の消化器病変は非回盲部においても認められる-当科に入院した腸管Behcet病患者の臨床的特徴
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概要
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【目的】Beh?et病(BD)は原因不明の全身性の多臓器病変である。この度、我々は当科に入院したBD患者について臨床症状、検査項目などを解析し、その臨床的特徴を明らかにすることを目的とした。,【対象・方法】最近11年間に当科入院のBD患者51症例(男性16例、女性35例、平均年齢±標準偏差 39.5±12.2歳)の臨床症状、検査項目を解析し、その臨床的特徴を明らかにすることを目的とした。これら全症例は日本人で、BDの厚生労働省診断基準及び国際診断基準の両方を満たした。さらに、大腸内視鏡検査が施行された33例について、生検で得られた病理標本の組織学的検討も行った。,結果 BD患者51例中33例(64.7%)で腸管症状を訴え、その腸管症状を訴えた33例中20例(60.6%)が腸管BDと診断された。残りの腸管症状を訴えなかった18例中1例(5.56%)が大腸内視鏡検査で腸管BDと診断された。腸管BD 患者21例中18例(85.7%)に回盲部病変を認めた。この18例中10例は回盲部病変のみだったが、他の8例では非回盲部にも病変を認めた。残りの3例が非回盲部病変のみだった。つまり、非回盲部病変は21例中11例(52.4%)に認められた。内視鏡所見では腸管BD 患者21例に円状や類円状の小潰瘍を認めた。回盲部病変を認めた18例は、深掘れの大円形、輪状または不整形潰瘍を認めた。炎症性腸疾患で言われる線状潰瘍、敷石状粘膜・炎症性ポリープ型、浮腫・充血・びらん型、腫瘍様多発隆起病変型は認めなかった。,結語:腸管Beh?et病患者の消化器病変は回盲部のみではなく非回盲部においても認められる
- 2010-05-25
著者
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小橋川 剛
東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター
-
南家 由紀
東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター
-
小田 秀明
東京女子医科大学医学部病理学(第二)
-
山中 寿
東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター
-
小竹 茂
東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター
-
山中 寿
三菱ウェルファーマ
-
山中 寿
東京女子医科大学附属膠原病リウマチ・痛風センター
-
山中 寿
東京女子医科大学附属膠原病リウマチ・痛風センター
-
山中 寿
東京女子医科大学卒後臨床研修センター
-
小竹 茂
東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター
-
小竹 茂
昭和大学 歯 生化
-
小田 秀明
東京大学第二病理
-
小田 秀明
東京女子医科大学医学部病理学第二講座
-
小田 秀明
東京女子医科大学 第二病理
-
小田 秀明
東京女子医科大学第二病理
-
小竹 茂
東京女子医大付属膠原病リウマチ痛風センター内科
-
南家 由紀
東京女子医大付属膠原病リウマチ痛風センター内科
-
山中 寿
東京女子医科大学附属 膠原病リウマチ痛風センター
-
山中 寿
東京女子医科大学附属膠原病リウマチ・痛風センター 整形外科
-
山中 寿
東京女子医科大学付属膠原病リウマチ痛風センター
-
山中 寿
東京女子医大付属膠原病リウマチ痛風センター内科
-
小橋川 剛
東京女子医大付属膠原病リウマチ痛風センター内科
-
山中 寿
東京女子医大・膠原病リウマチ痛風センター
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