破骨細胞に対するビタミンK_2およびゲラニルゲラニルアセトンの作用
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概要
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Vitamin K is widely used for protecting against osteoporosis. Recently, it has been reported that the inhibitory effect of vitamin K2 (menatetrenone) on bone resorption may be related to its side chain. Geranylgeranylacetone (GGA), known as teprenone, an antiulcer drug, has almost the same chemical structure as that of the side chain of menatetrenone. We hypothesized that GGA also has an inhibitory effect on osteoclastogenesis both in vitro and in vivo. GGA in pharmacological concentrations directly inhibited osteoclastogenesis from human monocytes induced by soluble receptor activator of nuclear factor κB ligand (sRANKL). In addition, GGA induced degradation of actin rings in mature osteoclasts, which was rescued by adding geranylgeranylpyrophosphatase. These results indicate that GGA increases bone mass by maintaining a positive balance of bone turnover through suppression of both the formation and the activity of osteoclasts. Thus, GGA could be used to prevent and improve osteoporosis.
- 日本炎症・再生医学会の論文
- 2004-05-25
著者
-
南家 由紀
東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター
-
小竹 茂
東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター
-
鎌谷 直之
東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター
-
鎌谷 直之
情報解析研究所
-
鎌谷 直之
国立国際医療センター
-
小竹 茂
東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター
-
小竹 茂
昭和大学 歯 生化
-
鎌谷 直之
東京女子医大付属膠原病リウマチ痛風センター
-
小竹 茂
東京女子医大付属膠原病リウマチ痛風センター内科
-
南家 由紀
東京女子医大付属膠原病リウマチ痛風センター内科
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