英詩入門 : いろいろな詩の形
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
「詩はその言語の精髄」と言われる。英語を習ったからには、英語の詩を味わうようになりたいものだが、しばしば「詩は難しい、ましてや英詩なんか」という反応に出会う。これは実にもったいない。英詩は英語の特徴の詰まった宝箱のようなものだから。しかし、難しいという反応があるからには、これを解きほぐさないといけないだろう。それは、毎年詩の授業を担当してきたので、常に課題としてきたことだった。授業は最初1年の通年ものであったが、今では、半期ものとなっている。そこで、年に2回、英詩の全くの入門から始まって、何とか個々の作品に出会うというところまでもっていくという作業をしていることになる。毎年そのためにプリントを作成し、それに改正を加えているのだが、それを形にしようと、「大阪樟蔭女子大学論集第44号」に、概要をまとめた。次に実際の執筆に入ろうとすると、「詩とは何か」の書き出しはなかなか困難で、ためらっているうちに、別のプロジェクトにかかっていてそれを掲載したこともあり、2年が経ってしまった。このたび、根本問題は、他から攻めていくことにして、まず詩形について取り上げることにした。リマリック、ハイク、ソネット、コンクリート・ポエム、自由詩を例となる詩と共に取り上げた。
- 2010-01-29
著者
関連論文
- 英詩入門 : いろいろな詩の形
- 共訳の試み、その翻訳のプロセス (その2) : J.F.パワーズ作「お気に入り」の寝返り
- 共訳の試み、その翻訳のプロセス
- 共訳の試み : J.F.パワーズ作「お気に入り」のご逝去
- ディキンスンの捉えたエマスン : 伝記的事実に見る
- マーガレット・テイラーの版画集『アマストからカシミールへ - エミリ・ディキンスン詩選- 』のための解説
- How to Present Dickinson to Children
- Emily Dickinson's "Luxury" Poem (Fr819)
- 英詩入門 : いろいろな詩の技法
- 読む試み : 「人魚姫」を題材として : (下)
- 読む試み : 「人魚姫」を題材として : (上)
- 読む試み--「人魚姫」を題材として(上)
- 共訳の試み&その翻訳のプロセス(その3)J.F.パワーズ作「綿を植えない黒人」
- Plan for Let's Have Some Poetry - in English!
- エミリ・ディキンスンの絵本 A Brighter Garden の翻訳
- 日本語と英語の狭間で : In Search of Emily : Journeys from Japan to Amherst編集裏話
- 翻訳 : エミリ・ディキンスン、「詩人の声」シリーズより (下)
- 翻訳 : エミリ・ディキンスン、「詩人の声」シリーズより (上)
- Presenting Dickinson to Children
- エミリ・ディキンスン、2000
- 共訳の試み、その翻訳のプロセス (その3) : J.F.パワーズ作「綿を植えない黒人」
- 英詩入門 : いろいろな詩の形・補遺
- 「文学的」フェルメール : ひとつのエッセー
- もう一人のアマストの詩人、ロバート・フランシス
- John Hollander著 Rhyme's Reason翻訳〔1〕
- John Hollander著 Rhyme's Reason翻訳 (2)
- エミリをめぐる行事 : 「アマストに暮して」補遺
- さまざまな解釈 : ディキンスンの詩の仏・独訳、詩への作曲、詩の朗読について
- John Hollander 著 Rhyme's Reason 翻訳 : 3
- Emily Dickinson and Flowers : seen from the viewpoint of Japanese floral esthtics
- Structural Difficulties in Emily Dickinson′s Poetry,an Example
- 対訳:エミリ・ディキンスンの海の詩 (下)
- 対訳:エミリ・ディキンスンの海の詩(上)
- A Dancing Star--Celebrating the Works of Emily Dickinson〔A Script〕
- エミリの宝石・賢治の宝石
- Skimming the Surface or Plumbing the Depths : Emily Dickinson and Problems of Translation