看護職が静脈注射を安全に実施するための組織的取り組みと課題
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概要
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平成14年9月、厚生労働省では、「看護師等による静脈注射は診療補助行為の範疇である」と行政解釈を変更した。これを受けて、臨床現場では患者の安全を守るため、今までの慣習的な静脈注射の実施から看護業務の責任の範囲を明確にした実践のための組織の体制整備が必要とされた。医療施設における静脈注射を安全に実施するための組織的取り組みがどのようになされているのか、また、実施上抱えている問題は何かについてその現状を調査した。多くの看護職が静脈注射の準備、実施に関わりあっているが、医師や薬剤師との連携上の問題、業務分担の不明確さ、看護職の継続教育の必要性が明らかになった。今後、チーム医療の一員としての役割と責任の所在を明らかにしていく必要性がある。
- 新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部の論文
- 2006-03-10
著者
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