看護者の死に対するイメージに関する研究 : 「患者の死のイメージ」と「自分の死のイメージ」の検討
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概要
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我が国の死亡者の約80%は病院・施設において臨終を迎えている。臨死患者に接することの多い看護婦の死のイメージを知る目的で「患者の死のイメージ」と「自分の死のイメージ」について上越市内の総合病院の看護婦143名を対象に質問紙調査を行った。結果:1.「患者の死のイメージ」に対しては肯定的なイメージ,「自分の死のイメージ」は否定的なイメージの傾向であった。2.死のイメージは,年齢,看護経験,臨死患者看護経験,信仰,死に関する研修会の参加が死についてのイメージを左右し,自分の死について客観的に,患者の死について主観的にとらえることが,看護において重要であることが示唆された。3.死のイメージが肯定的である場合,臨死患者に対する態度は積極的であると考えられた。
- 新潟県立看護大学の論文
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