独居高齢者の健康逸脱に関するセルフケア要因の研究 : "うつ性"傾向と支える人との関連
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概要
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わが国の人口構成の変化は,高齢者夫婦のみの生活や独居高齢者の増加を齎すようになった.2015年には一人暮らしの高齢者は497万に(高齢者人口の30.1%)になると推測されている,高齢者人口の増加による介護問題は最大の不安要因である.介護保険制度が2000年に制定され,高齢者福祉サービスシステムは整えられつつあると同時に,高齢者ができる限り健康を保持し,多様なライフスタイルを可能にする自立支援の環境作りが求められている.高齢者が健康的な生活を送り,自立するための支援提供には,彼らのセルフケア能力を知って援助することが重要である.彼らのセルフケア状況を調査した.結果,対象者がセルフケアの中で最も注意を払っているのは,自分自身の健康維持である.また,彼らが健康的な生活を守るためには家族や周囲の人々の存在が影響することがわかった.本研究は,独居高齢者の健康に関するセルフケアについて,心理的傾向と彼らを支える人々との関連を検討する.
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