手術におけるインフォームド・コンセントの検討 : 手術を前にした患者の望んでいること
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概要
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本研究の目的は,手術前に,患者が自己の手術を理解し納得して手術に望めることが,周手術期において良い影響を及ぼすと考え,手術前の患者がどのようなことを望んでいるのかを明らかにし,援助の手ががりとするために患者訪問を試みた。この結果以下の示唆を得た。1対象者は手術を受容している者が多いため,患者の気持を表出できるような雰囲気のなかで説明を受けられるようにすることで良い効果が得られると考えられる。2手術室看護婦の訪問は不安を軽減させる上に重要である。3手術前に知りたいことは麻酔,手術後についてが多かった。手術内容とともに麻酔についても医師から充分にわかりやすい説明をして貰うとともに,手術後の詳細な説明をすることが,患者の同意を得るために大切であると考えられる。
- 新潟県立看護大学の論文
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