マツ属花粉の続成変化と有機熟成作用評価への応用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The luminance of fossil pollen (Pinus, Podocarpus, Abies and Picea) from the Neogene sediments in northern Japan, and living pollen (Pinus thunbergii) was measured microscopically by means of computer-aided image processor. The mean value of luminance of indigenous pollen in each rock sample was labeled its "statistical Thermal Alteration Index" (stTAI). The present study identified a relationship between stTAI and vitrinite reflectance (Ro) in sediments. The difference in stTAI between living pollen and fossilized pollen of 0.30%Ro, the lowest maturity level identified by Ro value, is about 60. This means it may be possible to use stTAI to measure organic maturation in immature sediments under the lowest useful limit of Ro.
- 日本有機地球化学会の論文
- 1996-05-30
著者
関連論文
- 化石花粉の有機熟成度から津軽断層の変位量を推定する
- 堆積性有機物の有機熟成に対する接触変成作用の影響 : 青森県南津軽郡大鰐町に分布する中新統泥岩の場合
- 堆積性有機物に対する接触変成作用の影響 : 青森県大鰐町に分布する中新統泥岩の場合(13.石油・石炭地質学と有機地球化学)
- 被子植物,エゴノキの花粉の加熱実験
- 有機相からみた古環境 : 津軽半島新第三系の場合
- 121 有機物からみた津軽盆地新第三系の堆積史
- 津軽盆地西南部に分布する新第三系の続成作用
- 216 青森県西南部中村流域に分布する新第三系の有機続成作成
- 不整合による有機熟成指標RoとstTAIへの影響 : 基礎試錐「三陸沖」を例として
- 有機熟成シミュレーションとしての現生花粉の加熱実験における,大気と窒素の加熱雰囲気の影響
- P-89 マツ花粉の単体を対象とした赤外吸収スペクトルの測定法(12.石油・石炭地質学と有機地球化学,ポスター発表,一般講演)
- 有機熟成度を推定するための化石花粉の粒子単体を対象とした赤外吸収スペクトルの測定法
- スピン-格子緩和時間による古地温勾配の推定(第8回有機地球化学シンポジウム(島根シンポジウム))
- 花粉化石の明度変化からみた堆積岩の続成作用 : 基礎試錐「小国」の例(堆積盆の熱履歴を探る(その1))
- 地質現象と,花粉の明度(stTAI)及びビトリナイト反射率
- 現生シダ植物胞子の加熱実験と石油生成過程の推定
- 多種マセラル蛍光変質測定法(FAMM)とビトリナイト反射率の抑制
- stTAIによる現世海成堆積物の熟成度評価
- 定量化された新しい有機熟成指標 : stTAI
- マツ属花粉の続成変化と有機熟成作用評価への応用
- 162. 有機熟成指標、Thermal Alteration Indexの数値化と、その応用
- 津軽地域における石油根源岩評価(第11回有機地球化学シンポジウム(大牟田シンポジウム))
- 津軽盆地における石油根源岩評価
- ビジュアル・ケロジェンを利用した古環境解析(第10回有機地球化学シンポジウム(湯沢シンポジウム))
- 地球深層ガス(用語解説)
- 炭化木片を利用した火砕流堆積物の定置温度の推定 : 十和田大不動火砕流堆積物と十和田八戸火砕流堆積物を対象にして
- 津軽盆地西南部における有機熟成(第9回有機地球化学シンポジウム(筑波シンポジウム))
- 有機物からみた津軽盆地の石油根源岩(第8回有機地球化学シンポジウム(島根シンポジウム))
- 294 津軽盆地における石油根源岩
- 208 岩相による有機物(Rerogen)の組成と熟成度の変化
- 青森県五所川原市東部に分布する中新統に含まれるケロジェンと珪酸鉱物の続成変化
- ケロジェンの加水分解と熱分解(課題討論I 熱分解による堆積有機物の研究,第5回有機地球化学シンポジウム(大滝シンポジウム))