インパルス応答測定における時間揺らぎの影響(電気音響,音響一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
音響インパルス応答の測定において,A-D, D-Aのサンプリングクロックに時間揺らぎが発生すると,計測されたインパルス応答に誤差として影響を及ぼす.本論文は,時間揺らぎを任意に発生させる系をコンピュータによって作りだし,TSP法,MLS法における音響インパルス応答測定において生ずる誤差について実験的検討を行った.その結果,TSP法における時間揺らぎの影響は時間揺らぎの発生場所と信号傾斜とに依存すること.MLS法はTSP法と比較して,時間揺らぎによる影響を受けやすいことが分かった.次に,時間揺らぎによる影響を低減する方法として,複素ケプストラム処理を利用した手法を提案し,その有効性について検討した.その結果,提案手法はTSP法において時間揺らぎによる影響の低減に有効な効果は得られなかったが,MLS法では,効果的であることを確認した.
- 2008-03-01
著者
関連論文
- 3/2スピーカ配置における側方音像定位制御の検討
- 長岡高専における組込システム技術者育成研修とその活用
- インパルス応答測定における時間揺らぎの影響(電気音響,音響一般)
- インパルス応答測定における時間揺らぎの影響(音響・超音波サブソサイエティ合同研究会)
- ステレオ信号による音像の定位方向と音の大きさの関係についての一検討
- ステレオ信号による音像の定位方向と音の大きさの関係についての一検討
- 組込みソフトウェア技術者育成研修と授業への応用
- 聴覚刺激による事象関連電位を利用した意図方向推定
- 頭外音像定位システムを利用した聴覚刺激の弁別--事象関連電位による検討 (MEとバイオサイバネティックス)
- 頭外音像定位システムを利用した聴覚刺激の弁別 : 事象関連電位による検討
- Co-op教育を活用した組込みソフトウェアの学生実験教材開発と継続的実施の試み
- 電気電子系学科におけるICT教育の検討
- イヤホン受聴における空間的仮想音源の定位精度向上
- 自律自習による基礎学力向上への取り組みについてー「電気電子理論演習2」導入の成果と評価ー