韓国における林業協同組合の現状と信用事業 : 全国および光陽市林業協同組合を対象として(自由論題論文,1995年秋季大会)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
新生となった韓国の林業協同組合は,購買・利用事業を拡大して組合員に経済的利益を与えること,信用事業によって組合員の相互金融体制を確立して林業資金と家計資金を安定的に供給することなどを課題としている。現在,142組合のうち,信用事業を行っているものは29組合であるが,さらに1995年末までには17の組合が事業を開始する予定である。金羅南道では3つの組合がすでに信用事業を開始しているが,本稿の課題は,全国レベルの林業協同組合の現状を明らかにするとともに,1994年12月1日に信用事業を開始した光陽市林業協同組合を取り上げて,その事業内容と信用事業について明らかにすることにある。その結果,組合員数2,881の光陽市林業協同組合の総出資金は1億878万ウォンである。その信用事業は,4つの預託金と3つの積み金を取り扱っており,相互金融額は,8億7,556万ウォンである。信用事業以外の事業は,依然と変わらず政府と市が実施している山林事業を代行しており,中心事業である資源造成事業の割合は全体事業収入の約78%を占めている。
- 林業経済学会の論文
著者
関連論文
- ドイツ森林史の研究動向と十六世紀ヴェルテンベルクの森林管理状況
- 大学教育の移り変わり (一五〇〇号記念特集 わが国林業の半世紀)
- 戦後国有林と改革をめぐる様々な意見
- ドイツ森林史の一断面--領邦国家、共同体、そして森林条例
- 抜本的改革後の動向と森林管理における国と北海道の役割
- 市民革命、農業革命のあり方が農村景観に与えた影響
- フランス,ドイツ,日本の森林政策の展開とその特徴(統一テーマ:森林・林業基本法の総合的検討,2003年春季大会論文)
- ヨーロッパにみる森林政策のグローバル化とローカル化の動き
- 先住民の財産権問題 : カナダ,リルワットネーションにおける土地制度と権限の形成
- リサイクル商品の環境価値と市場競争力 -コンジョイント分析による評価-
- スウェーデン紙パルプ企業の展開と多国籍化に関する考察(1996年秋季大会自由論題論文)
- 北欧におけるシラカンバ花粉症対策の現状
- 大都市における緑地整備の現状と課題に関する実証的研究(1) : 札幌市における都市公園整備の歴史的分析
- ドイツにおける土地利用計画:森林計画と景観計画の現状
- EUとドイツにみる近年の森林政策の動向
- 韓国における林業協同組合の現状と信用事業 : 全国および光陽市林業協同組合を対象として(自由論題論文,1995年秋季大会)
- 韓国の山林経営協業体とその作業団に関する研究(自由論題論文,1994年秋季大会)
- 論文25 韓国における山林政策の基本方向を課題 : 山林経営協業体を中心に(1993年秋季大会 自由論題論文)
- ヨーロッパとドイツの森林資源の現状
- ヨーロッパにおける森林法をめぐる新動向(自由論題論文,1995年秋季大会)
- 〔3〕ソ連極東における森林管理の現状と課題 : サハリン州を中心として(II 1990年度秋季大会自由論題論文)
- ドイツからみた林業基本法および森林・林業再生プランの特徴と評価
- 白石則彦監修, 世界の林業-欧米諸国の私有林経営-, 日本林業調査会, 2010年3月, 386頁, 3,500円
- 萩野敏雄著, 国有林経営の研究-その戦後統合と蹉跌-, 日本林業調査会, 2008年1月, 163頁, 4000円
- 林業振興法として編成替えを!(林業基本法問題(I))
- 主張を一貫させ、信頼されるガバナンスの実行を!(国有林特集その1)
- ヨアヒム・ラートカウ著・海老根剛・森田直子訳, 自然と権力-環境の世界史-, みすず書房, 2012年7月, 592頁, 7,560円
- 依光良三編著, 破壊から再生へ アジアの森から, 日本経済評論社, 2003年12月, 287頁, 2400円+税
- 地球サミット以降の林政状況と森林法改正
- 岸修司著, ドイツ林業と日本の森林, 築地書館, 2012年10月, 209頁, 2,520円
- 有永明人著, 巨大所有の形成とその山林経営の展開-北炭山林の諸土地経営史・1898〜1965-, 良書センター鶴岡書店, 2006年10月, 303頁, 5,000円, ISBN:4-947722-20-7
- 東日本大震災と原発事故から見えてきたもの(特別寄稿,3.11後の森林・林業・林産業(1))
- スイス、ドイツ、スウェーデンの森林・林業法の歴史・現状と我が国森林政策の方向(国民経済と森林・林業(II))
- 8. 比較林政論からみた我が国林政改革の方向(国有林・林野行政問題(I))
- 民主党のマニフェストと林業政策の具体化(森林・林業再生プラン)
- 服部良久著, アルプスの農民紛争-中・近世の地域公共性と国家, 京都大学学術出版会, 2009年3月, 5,300円税別
- 前部オーストリアの1786年森林・木材条例 全訳(下)
- 前部オーストリアの1786年森林・木材条例 全訳(上)
- 森林総合研究所編, 森林・林業・木材産業の将来予測, 日本林業調査会, 2006年12月, 3,000円, ISBN:4-88965-167-5
- 討論要旨(地域発 これからの森林管理・森林政策,2006年度北日本林業経済研究会シンポジウム)
- 柴田晋吾著, エコ・フォレスティング, 日本林業調査会, 2006年3月, 302頁, 2,500円, ISBN:4-88965-162-4
- ドイツにおける木質バイオエネルギー利用の動向と特徴(会員研究発表論文)
- 森林整備地域活動支***付金制度と長期施業受託(会員研究発表論文)
- アレキサンダー・メイサー著(熊崎実・訳), 「世界の森林資源」, 築地書館, 一九九二年二月, 三二七頁, 七、二一〇円
- 林業基本法を振り返って
- 日本林業調査会, 諸外国の森林・林業-持続的な森林管理に向けた世界の取組み-, 日本林業調査会, 一九九九年, 四〇三頁, 三、〇〇〇円
- 依光・成田報告の特徴と討論の概要(1997年秋季大会コメント)
- ドイツ林業の展開と現状に関する基礎的考察
- ネパールにおけるJICAの森林保全プロジェクトの現状と課題(会員研究発表論文)
- 北海道における緑化樹木生産・流通の現状(会員研究発表論文)
- 報告2 北海道林業をめぐる近年の動向(1989年度(第22回)北日本林業経済研究会報告)
- EUの森林政策とNatura 2000(会員研究発表論文)
- ネパール・パルン村における共同体林業の展開と森林管理(会員研究発表論文)
- 作家が描くドイツの森林像 : グリム兄弟とシュティフター(会員研究発表論文)
- 中国における国有林経営改革の現状(会員研究発表論文)
- フライブルク市有林の歴史と管理利用の現状(会員研究発表論文)
- フランス森林法の歴史と改正の動き(会員研究発表論文)
- ドイツにおける木質エネルギー利用の現状(会員研究発表論文)
- 世界の林産物の生産と輸出の動向 : FAOの林産物統計の分析から(会員研究発表講演)
- ソ連の林業生産の停滞とその要因(会員研究発表論文)
- 報告1 一九七四年以降の世界の林産物の生産と輸出および消費の動向(1988年度(第21回)北日本林業経済研究会報告)