地球サミット以降の林政状況と森林法改正
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概要
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1992年の地球サミットで採択された森林原則宣言と「アジェンダ21」はその後の世界の林政のあり方に対して,大きな影響をあたえた。持続可能な森林管理のための基準と指標づくりが世界的に取り組まれる一方で,各国で林政と林業プログラムの見直し,そして森林法の改正がおこなわれている。フィンランドは1996年に,ニュージーランドは1993年に森林法を改正している。フインランドの林政は中央政府の役割を重視しているのに対し,ニュージーランドの林政は中央政府の役割を限定するとともに,人工林林業では私的セクターを重視している。地球サミット以降において1国の林政に関わる政策形成は国際的背景と影響のもとでおこなわれていることが特徴として指摘できる。
- 1998-03-20
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