19.冷凍魚貝肉の電子顕微鏡的研究 I. : 凍結置換による切片標本作製法の吟味(第5セッション,第16回研究会)
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概要
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冷凍魚貝肉中に生じている氷やそれに基づく内部構造の変化を観察するために,凍結置換による切片標本作製法を吟味し以下の結果を得た.1.凍結置換後に0℃で固定する方法として置換条件,固定条件,包埋条件を検討し,第1表に示すような方法を提案した.2.凍結置換と同時に固定する方法を検討して,第2図のような方法も考えた.3.上記いずれの方法を用いても差支えないが,これらの方法により観察した凍結カレイ肉では,細胞内凍結とぱいえミオフイブリル外凍結であること,またミオフイブリル間隙は著しくせばめられ,ミトコンドリアや筋小胞体はおしつぶされたような形になっていること,Z帯が不分明なことなどが認められた.
- 低温生物工学会の論文
- 1970-08-30
著者
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