後腹膜原発傍神経節腫の2例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
小児の傍神経節腫は稀な腫瘍である.我々は症候性と無症候性の傍神経節腫をそれぞれ1例ずつ経験したので報告する.症例1は12歳男児.無症候性であり,腹部腫瘤の指摘から診断・治療に約1年を要していた.症例2は8歳女児で動悸,頭痛,嘔気・嘔吐を訴えていたが診断に至らず,約半年後高血圧に気づかれ,血中ノルアドレナリンの異常高値から本症を疑われた.2例とも安全に腫瘍全摘術が施行され術後の経過は良好である.
- 2009-09-25
著者
-
佐藤 かおり
埼玉県立小児医療センター外科
-
岩中 督
東京大学小児外科
-
中原 さおり
日本赤十字社医療センター小児外科
-
金森 豊
東京大学小児外科
-
杉山 正彦
東京大学小児外科
-
古村 眞
東京大学小児外科
-
岩中 督
東京大学大学院医学系研究科小児外科
-
中原 さおり
東京大学小児外科
-
古村 眞
日本小児外科学会
-
佐藤 かおり
東京大学小児外科
-
佐藤 かおり
千葉県こども病院小児外科
-
岩中 督
外科系学会社会保険委員会
関連論文
- 肝ラブドイド腫瘍の1乳児例
- 腹腔鏡下噴門再形成術後に発症した横隔膜ヘルニアの1例
- 16.原因不明の発熱・下痢・嘔吐を繰り返した1乳児例(一般演題,第44回日本小児外科学会関東甲信越地方会)
- 16. 大建中湯による肝機能異常を認めたイレウス後の1乳児例(一般演題,第14回日本小児外科漢方研究会)
- 35.ヘルニア手術に関与したと思われる小児膀胱結石の1例(一般演題,第44回日本小児外科学会関東甲信越地方会)
- 13.新生児・乳児期における気管切開術30症例の検討(一般演題,第20回日本小児呼吸器外科研究会)
- 17. 茵〓蒿湯投与による肝線維化抑制効果をFibro Scan 502にて観察した胆道閉鎖症術後の症例報告(一般演題,第14回日本小児外科漢方研究会)
- 11.術前に頭蓋内出血を認めた胆道閉鎖症の7例(一般演題,第36回日本胆道閉鎖症研究会)
- 日本小児外科学会指導医の年齢構成
- I-13.早期から"予防的プロバイオティクス療法"をおこなった短腸症患児の腸内細菌叢と血漿中シトルリン値の推移(要望演題2「短腸症候群症例の栄養管理TPN・経腸栄養,他」,第39回日本小児外科代謝研究会)