療育における指導とは何か
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概要
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療育における指導は,人格と能力の発達にとっての価値とは何かを,子ども・親・指導者の共同のなかから創造し,互いを導いていく過程のことである.支援には,このような価値創造のための共同は,基本的には含まれるものではない.障害者自立支援法が乳幼児の分野にも持ち込んだのは,この共同の関係と価値ではなく,一方から他方に提供される交換価値としての支援サービスであった.制度改変期の今,発達保障の機能をもつ療育には,いかなる目的性と方法論をもった指導が求められるかを検討すべきである.
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