速α波優位の基礎律動を有する一脳波パターンに関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Studies were made on an EEG pattern characterized by the followings : 1. the dominant activity characterized by : a) frequency, 10.5〜13c/s, b) amplitude, ca 20〜60μv, c) phaserelation, good synchronization, d) abundance, moderate to high degree, e) morphology, often sharp, f) topology, occipitaldominant but more or less diffusely distributed, g) reactivity, a good blocking on eye opening ; a slight voltage increase but a minimal slowing on HV., h) variability, fairly constant with respect to its frequency & morphology, but often in a burst-like train. 2. a more or less conspicuous transient a-activity, singly or in a train, 3. a slight to moderate β-activity & a minimal slow activity admixture, 4. an increasing tendency of abundance of the transient α-activity on HV, 5. constancy of the pattern as a whole during the resting period. 1) Series of waves in the occipital traces of EEGs of a normal person and of this pattern were statistically analysed. In the normal EEG, the mean square variations of the upper and lower peaks of waves were equal ; the correlogrammes showed that the upper peaks were positively correlated in a wider range and that wave lengths were not mutually correlated. While in the EEG of this pattern, the mean squave variation of the upper peaks was greatar than that of the lower ; the correlogrammes showed that the upper peaks were correlated only in a small degree and in a shorter range, and that serial two wave lengths were positively correlated 2) EEGs of this pattern were found in one percent of 5000 patients with some or other complaints. Out of them, 36 cases with sufficient clinical information were selected, which included 13 cases of migraine, 7 of epilepsy, 3 of head injury, 3 of psychoneurosis, 2 of Menieres syndrome and 8 others, Among the chief complaints, headaches, paroxysmal or nonparoxysmal, were noted in 27, nausea and vomiting in 18, scotomata in 8 and consciousness disturbance in 7 cases. 3) No EEG of this pattern was found among 47 normal healthy males. 4) The 8 cases followed up. in long time ranges showed long-term stability of this EEG pattern. 5) The EEG pattern was considered as related to a certain pathophysiological states (including constitutional factors) liable to headache.
- 千葉大学の論文
- 1965-05-28
著者
関連論文
- 4. 前頭葉型痴呆とパーキンソニスムを呈した若年発症の1例(第1005回千葉医学会例会・第17回精神科集談会)
- 8. Periictalに幻覚妄想状態が反復して出現した前頭葉てんかんの1例(第922回千葉医学会例会・第13回千葉精神科集談会)
- 双極子追跡法による前頭葉てんかんの脳内電源推定
- C-14 三層モデル双極子追跡法による前頭葉てんかんにおける突発波の分析 : 側頭葉てんかんとの比較検討を中心に
- 抗てんかん薬のコントロール不良患者に対する薬物代謝能の考慮した投与設計
- 25. 慢性有機溶剤乱用者の脳画像所見 : 吸引期間との関係(第922回千葉医学会例会・第13回千葉精神科集談会)
- 単純性肥満症者のパーソナリティー特性
- I-B-18 単純性肥満症のパーソナリティ特性と治療のあり方(摂食障害IV)
- 26. 心内での単語の逆唱に際した局所神経細胞活動の変化 : fMRIを用いて(第1005回千葉医学会例会・第17回精神科集談会)
- 24. セロトニントランスポーター遺伝子多型性と性格傾向との関連(第1005回千葉医学会例会・第17回精神科集談会)
- 20. 3D-SSPを用いたアルツハイマー病の脳血流SPECT画像(第1005回千葉医学会例会・第17回精神科集談会)
- 19. アルツハイマー病診断のための神経心理検査バッテリーの作成(第1005回千葉医学会例会・第17回精神科集談会)
- 無発声単語逆唱課題遂行中の小脳賦活の検討.
- 20. "semantic dementia"の1例(第948回千葉医学会例会・第14回千葉精神科集談会)
- 1. 認知障害が急速に進行した初老期痴呆の1例(第948回千葉医学会例会・第14回千葉精神科集談会)
- 26. 精神症状を有する全身性エリテマトーデス(SLE)患者における脳内の^1H-Magnetic Resonance Spectroscopy (MRS)(第922回千葉医学会例会・第13回千葉精神科集談会)
- 12. 状況依存性に強迫症状を呈した強迫神経症の1例(第922回千葉医学会例会・第13回千葉精神科集談会)
- 7. 難治性神経症状を呈した有機溶剤依存症の1例(第922回千葉医学会例会・第13回千葉精神科集談会)
- 5. Cyclophosphamide pulse therapyにより精神症状が改善したSLE psychosisの症例(第922回千葉医学会例会・第13回千葉精神科集談会)
- 31. 精神症状を有する全身性エリテマトーデス(SLE)の画像診断 : ^F-FDG-PETによる検討(第915回千葉医学会例会・第12回千葉精神科集談会)
- NS-3 てんかんにおけるアポトーシス発現とその関連遺伝子の変動 : ヒト側頭葉てんかん焦点切除組織およびキンドリングモデルを用いた検討
- IIE-13 双極子追跡法(Dipole Tracing)によるてんかん性棘波の脳内電源の推定 : 特に部分てんかんにおける棘波について
- 25. インスリン依存型糖尿病若年患者における精神障害 : 代謝コントロールと心理社会的機能の転帰(第1005回千葉医学会例会・第17回精神科集談会)
- 5. QOLの二つの意味について(第1005回千葉医学会例会・第17回精神科集談会)
- 3. 抗うつ薬が無効の老年期うつ病の治療 : 維持電撃療法を導入した1例(第1005回千葉医学会例会・第17回精神科集談会)
- 2. アルツハイマー病と診断されていた進行麻痺の1例(第1005回千葉医学会例会・第17回精神科集談会)
- 1. 治療の転機になった言葉 : 治療過程における体験から(第1005回千葉医学会例会・第17回精神科集談会)
- 悪性症候群におけるRYR1, SCN4A遺伝子点突然変異の検索
- 17. 著明な記銘力障害を呈した全身性エリテマトーデスの1例(第982回千葉医学会例会・第16回精神科集談会)
- 16. 自律神経症状に注目した悪性症候群の1例 : 褐色細胞腫との鑑別を中心に(第982回千葉医学会例会・第16回精神科集談会)
- 15. 維持的無痙攣電撃療法が奏効した難治性うつ病の1例(第982回千葉医学会例会・第16回精神科集談会)
- 7. 麻痺性発作を呈した進行麻痺の2例(第982回千葉医学会例会・第16回精神科集談会)
- 6. Tourette症候群とてんかんの鑑別について : 自験例における検討から(第982回千葉医学会例会・第16回精神科集談会)
- 3. 凍結乾燥ヒト硬膜移植10年後に,精神症状で発症したCreutzfeldt-Jacob病の1例(第982回千葉医学会例会・第16回精神科集談会)
- 14. フェンシクリジン(PCP)によってmRNA発現の変動する遺伝子のクローニング(第948回千葉医学会例会・第14回千葉精神科集談会)
- 4. 胃切除後に発症したウェルニッケ脳症の2例(第948回千葉医学会例会・第14回千葉精神科集談会)
- 事象関連電位による音声言語の処理過程の解析.
- F-2 事象関連電位N400成分による側頭葉切除術後てんかん患者の認知機能の検討
- 11. 抑うつ状態を呈した周期性血小板減少症の1例(第922回千葉医学会例会・第13回千葉精神科集談会)
- 長期持続性のてんかん原性獲得と[^3H]GTP結合能の変化 : キンドリングモデルを用いた研究
- Two dipole分析によるLennox-Gastaut症候群におけるdiffuse slow spike & waveの脳内電源推定 : 局在関連性てんかんにおける焦点性棘波との比較検討を中心に
- 28. メタンフェタミン(MAP)逆耐性現象形成とG蛋白質との関連について : GiおよびGo各サブクラスにおけるmRNAレベルでの検討(第922回千葉医学会例会・第13回千葉精神科集談会)
- C-6 キンドリングてんかんモデルにおけるアポトーシス現象の意義
- D-14 てんかん原性獲得におけるG蛋白質共役酵素の関与について : Adenylate cyclase mRNAの変動
- B-12 キンドリングてんかんモデルにおけるGs mRNA発現の変化
- A-2 てんかん原性獲得機構におけるG蛋白質mRNA発現の変化 : Gi, Go各サブクラスの変動
- 1B-11 内因性モノADPリボシル化反応に対する抗てんかん薬の影響
- 1A-19 2-dipole分析によるLennox-Gastaut症候群の突発波の脳内電源の検討 : 局在関連性てんかんとの比較
- 3. 精神病様症状を呈した結節性硬化症の1例(第948回千葉医学会例会・第14回千葉精神科集談会)
- 2. 賢明なCPK高値を呈した覚醒剤中毒の1例(第948回千葉医学会例会・第14回千葉精神科集談会)
- 6. Diffuse Axonal Injury (DAI)が疑われた1症例(第922回千葉医学会例会・第13回千葉精神科集談会)
- 精神科チーム医療の新たな展開
- 扁桃核キンドリングモデルにおける発作後抑制期の局所脳グルコース代謝率の変化について
- 2B102 扁桃核kindlingにおけるpostical phaseの局所脳エネルギー代謝に関する研究 : 第3報 海馬における変化について
- II-B-4 扁桃核kindlingにおけるpostictal phaseの局所脳エネルギー代謝に関する研究 第2報 : 特に左右差及び全般発作後の変化について
- I-C-14 扁桃核kindlingにおけるpost-ictal phaseの局所脳エネルギー代謝に関する研究 : 定量的^-Cdeoxyglucose法による検討
- D-29 長期持続性のてんかん原性獲得におけるGi/Goの関与 : キンドリングモデルにおけるislet-activating protein(IAP) : catalyzed ADP-ribosylationの変化
- 5. 塩酸アマンタジンが奏効した頭部外傷後遺症の1例(第948回千葉医学会例会・第14回千葉精神科集談会)
- I-C-17 Mumps Systemを用いたてんかんのデータベースについて
- 11. キンドリングモデルにおける長期持続性てんかん原性獲得機構におけるNMDAR1mRNAの発現の変動について : てんかんの基盤における興奮性アミノ酸伝達系の意義について(第948回千葉医学会例会・第14回千葉精神科集談会)
- 4. てんかん発作発現および抑制機構における内在性ADPリボシル化反応の意義(第922回千葉医学会例会・第13回千葉精神科集談会)
- 3. てんかん原性獲得過程におけるNMDA受容体サブユニットmRNA発現の変動 : キンドリングモデルによる研究(第922回千葉医学会例会・第13回千葉精神科集談会)
- 扁桃核キンドリングモデルの大脳皮質におけるNMDA受容体サブユニットmRNA発現の変化
- B-11 キンドリング形成過程およびてんかん原性維持機構におけるN-methyl-D-aspartate受容体サブユニットmRNA発現の変動
- 4. 内在性モノADPリボシル化反応に対する抗てんかん薬の影響(第888回千葉医学会例会・第11回千葉精神科集談会)
- NS-5 キンドリングてんかんモデルにおけるNMDA受容体サブタイプmRNA発現の変化
- 1. 多彩な精神症状を呈した甲状腺機能亢進症の1症例(第829回千葉医学会例会・第8回千葉精神科集談会)
- 2F-10 扁桃核キンドリングモデルにおける[^3H]GTP bindingの変化 : 海馬における検討
- 14. ハンチントン病の局所脳血流量局所脳酸素消費量について : ^O-PETによる検討(第870回千葉医学会例会・第10回千葉精神科集談会)
- I-C-32 単純性肥満症患者のパーソナリティ特性(摂食障害VII-パーソナリティー-)(一般口演)
- 21. 病理診断されたレビー小体病20例に対する臨床的検討 : DEMENTIA WITH LEWY BODIESの臨床診断基準を用いて(第948回千葉医学会例会・第14回千葉精神科集談会)
- 22. Fyn欠損マウスの恐怖条件付けにおける扁桃体の機能解剖学的解析(第1005回千葉医学会例会・第17回精神科集談会)
- 3.ぼけへの対処(老人をめぐる3つの話題)
- 睡眠の機序 : 古典から現在へ
- 速α波優位の基礎律動を有する一脳波パターンに関する研究
- SSB/DT法による焦点性棘徐波複合の脳内電源の推定 : 徐波成分に関する分析を中心に
- 21. 最近の痴呆の分類と治療 : 老年痴呆からびまん性レビー小体病まで(第1005回千葉医学会例会・第17回精神科集談会)
- C-8 Two dipole分析によるLennox-Gastaut症候群の脳内電源推定パターンの差異についての検討 : 病態生理学上の差異との関連について
- Dipole Tracing法による焦点性棘徐波複合の脳内電源の推定
- 2C-14 てんかん性突発波の推定脳内電源と発作症状との関連について : Dipole Tracing(DT)法による研究
- 1F-5 単一棘波内における脳内電源の移動について : Dipole-Tracing法による検討
- 1D-32 双極子追跡法(Dipole-Tracing)法によるてんかん性棘波の脳内電源の推定-第2報 : Dipole局在部位の再現性についての検討
- 1D-16 キンドリング現象形成に伴うG蛋白質、Gi/Goの変化
- 2B101 てんかん原性と膜蛋白リン酸化反応との関連について : kindling modelを用いた研究
- 23. Fyn欠損マウスのハロペリドールに対する異常反応性の解析(第1005回千葉医学会例会・第17回精神科集談会)
- 18. Fyn欠損マウスの扁桃体ニューロンの異常興奮性からみた情動障害のメカニズム(第982回千葉医学会例会・第16回精神科集談会)
- I-B-9 複雑部分発作を呈する部分てんかん患者のNMR-CT像
- 加算電位法によるヒトの光刺激の誘発電位について(脳と神経の研究)
- 脳波の相関分析 : Samplingの問題(脳と神経の研究V)