「大学における教員養成」原則と教育学部の課題(<特集>大学論の新たな地平を探る)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本の教員養成は大きな転換の時期を迎えている。今、大学が社会から求められていることは、「大学における教員養成」原則の実質化に他ならない。その原則の歴史的意義の核心は、大学が教員養成に意識的・積極的に関与するということにある。しかし実際には、「大学」と「教員養成」の関係はなかなか調和しがたい歴史を有してきた。本稿の目的は、「大学」と「教員養成」の関係を教育史観点から再整理し、教育学部の今後を展望することにある。
- 日本教育学会の論文
- 2009-06-30
著者
関連論文
- 教師のライフコースとその成長
- 「文検」の研究(2) : 「歴史」・「国語」の試験問題ならびに受験記の分析
- 教員養成大学・学部論の再構成
- 無試験検定制度許可学校方式における認可過程(10.教師教育・教員養成,自由研究発表I,発表要旨)
- 近代日本中等教員養成に果たした私学の役割に関する歴史的研究 : 家事・裁縫・体操を中心に
- 戦後「教育学部」史研究 (1)
- 近代日本における教育情報の歴史的研究 : 進学案内書に見られる女子の学習選択情報(3 教育史A,自由研究発表I,発表要旨)
- 近代日本における教育情報の歴史的研究(2) : 「進学案内書」「受験と学生」「児童研究」(15 教育史B,自由研究発表II,発表要旨)
- 初等教員養成の歴史的研究(2) : 小学校教員はどこから来たか(10 教師教育B,自由研究発表I,発表要旨)
- 初等教員養成の歴史的研究 : 小学校教員はどこから来たか(18 教師教育B)
- 近代日本における教育情報の歴史的研究(1) : 研究計画・『大学及大学生』・『鉄道青年』(6 教育史B)
- 高等学校の入試制度および通学区制度の社会的・心理的影響に関する調査研究 : 神戸第3学区と西宮学区を中心に
- 高等学校の入試制度および通学区制度の社会的・心理的影響に関する調査研究 : 神戸第3学区と西宮学区を中心に
- 高等学校の入試制度および通学区制度の社会的心理的影響に関する調査研究
- 「大学における教員養成」原則と教育学部の課題(大学論の新たな地平を探る)
- 陣内 靖彦 著, 『東京師範学校生活史研究』, 東京学芸大学出版会刊, 2005年7月発行, B5判, 293頁, 本体価格3,800円
- 著書を語る 船寄俊雄/無試験検定研究会編『近代日本中等教員養成に果たした私学の役割に関する歴史的研究』
- 教育実践記録 「大学自治」の歴史研究
- 中華民国における高等師範教育制度の成立とその性格
- 清朝末期における留日師範生の教育実態に関する研究 : 宏文学院と東京高等師範学校を中心に
- 広島県・本郷地域教育計画における民衆の組織化(1) : 懇話会の位置づけと実態
- 戦前中等教員養成における無試験検定制度に関する研究(10.教師教育・教員養成,自由研究発表I,発表要旨)
- ゆとり教育と学級編成--「学校知識」時代の終焉 (特集 学校週五日制と教育政策の混迷)
- 清末における商業系留日学生の派遣政策と派遣実態に関する研究
- 文理科大学の成立と帝国大学における中等教育養成
- 教員養成制度論の再構成 : 比較の視点を手がかりにして
- 神戸高等商業学校の中国人留学生に関する研究
- 中等教員試験検定制度論の系譜
- 清水康幸著『教育審議会の研究 師範学校改革』(野間教育研究所紀要第42集)(財団法人野間教育研究所刊, 2000年2月発行,B6判, 定価8,000円)
- 近代国語科成立期における「普通」概念の検討
- 藤枝 静正著「国立大学附属学校の研究 : 制度史的考察による「再生」への展望」(風間書房刊 1996年12月発行 A5判 224頁 定価10,300円)
- 教員養成史研究の課題と展望 (V ラウンドテーブル)
- 教員養成大学・学部論の再構成 : 発達科学部における教員養成の課題 (IV 課題研究)
- 大阪市立高等学校改革の歴史と展望
- 文理科大学・高等師範学校の存廃問題
- 戦前期中等教員養成論争史論 : アカデミズムの「呪縛」をめぐって
- 文理科大学の成立と帝国大学における中等教員養成(続)
- 教員養成学部ではない教育研究学部の道 : 神戸大学発達科学部の自己評価
- 高等学校改革年表 : 地方編
- 1890年代における高等師範学校存廃論争(続)
- 1890年代における高等師範学校存廃論争
- 岡田五兎(覚書) : 一師範学校教師の生涯
- 山田恵吾著, 『近代日本教員統制の展開 地方学務当局と小学校教員社会の関係史』, 学術出版会刊, 2010年11月発行, B5判, 311頁, 本体価格4,800円
- 陣内靖彦監修, 『文献・資料集成 戦後日本の教師論』第II期, 日本図書センター, 2011年4月, 全12巻, 総約3,800頁, 95,000円
- 戦前・戦後の連続と断絶の視点から見た「大学における教員養成」原則(教師教育改革)