PAC分析による新任教師の振り返りの効果 : 1年間の追跡的調査を通して
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は,教職1年目の被験者に対して,生徒とのかかわりを中心とした学期ごとのイメージをPAC分析で追跡的に調査し,年度末には1年間を通じて振り返ったことの効果について当該被験者によるさらなるPAC分析を通して検討したものである。新任教師に関する研究が乏しい中で,1事例ではあるが,新任教師が新しい学校文化にどのような適応過程を示していくのかについて,明らかにすることができた。まず,PAC分析の効果に関しては,社会構成主義の視点およびPAC分析のカウンセリング効果の視点から考察された。また,1年間の追跡結果に関しては,教師という初めての職業へのキャリア発達の危機という視点から考察された。キーワード:新任教師, キャリア・ディベロップメント, PAC分析, 社会構成主義
- 山形大学の論文
- 2006-03-21
著者
関連論文
- 人間関係と学力を両立させた教育実践 : STEP導入の試み : 第6回日本教育カウンセリング学会自主シンポジウム報告
- 教師のPAC分析による自己成長の振り返りの研究
- 親学習プログラムSTEP導入によるシステム変革(子ども支援と学級経営,準備委員会企画シンポジウム,I 日本教育心理学会第51回総会概要)
- ある公立小学校における取り組みの総括と今後の日本の教育への提言
- 教師のPAC分析による新任期の振り返りの研究
- PB059 全国一斉学力調査得点に及ぼすQ-U因子等の影響
- PE2-04 ある公立小学校における3年間の取り組みの総括I : 教師集団へのSTEP導入の効果(社会)
- 学級機能と子どもの学級適応に関する研究II : 小学校教師のSTEP受講による"自分の変化"
- 学級機能と子どもの学級適応に関する研究I : 学級機能各因子がQ-U因子に及ぼす効果とSTEP受講の有無による違い
- 不登校からの回復過程と回復要因に関する事例研究
- PAC分析による新任教師の振り返りの効果 : 1年間の追跡的調査を通して
- 学級機能尺度の作成と3学期間の因子構造の変化
- 子ども支援と学級経営(準備委員会企画シンポジウム4)
- 学級集団の育成を基盤とした教育実践の取り組み : いじめ・不登校予防・学力向上・特別支援教育等を通して(自主シンポジウムH1)
- 抜毛症の女児への箱庭療法過程
- PA95 フォローアップ面接におけるPAC分析適用の試み
- PC78 LTD話し合い学習法導入の試み : 全体的評価についての因子分析から
- 学校不適応児に対する合宿と親教育によるサポート介入の効果
- 自己変革のためのいくつかの方向性
- 子ども主体の保育・教育実現に向けて
- 発達 8-PA10 友人関係の悩みをもつ女児に対する合宿と母親指導によるサポート介入の効果
- 教師の自己分析へのPAC分析の適用可能性に関する研究 : 筆者自身の新任期の自己成長を振り返ることを通して
- 学級機能と子どもの学級適応に関する研究(III) : 小学校教師のSTEP受講による自分の変化
- Q-U満足型学級集団の質の違いに関する探索的研究I : Q-U満足群出現率の違いと本来感へのQ-U因子の影響
- PC045 学級機能と子どもの学級適応に関する研究(1) : 学級機能の各因子がQ-U因子に及ぼす効果(ポスター発表C,研究発表)
- PA-040 満足型学級集団の質の違いに関する探索的研究VII : 自主性因子に及ぼす学級機能因子の影響に関するタイプ間の違い(学校心理学,ポスター発表)